物忘れ 外来

物忘れが気になりだしたら、専門外来へ

 「新しいことが覚えられない」「物忘れがひどくなった」というご家族をお持ちの方で、病院を受診しようか悩まれている方もおられることでしょう。 人は、50歳前後で老化が始まると言われています。老化から始まる物忘れなら心配ありませんが、認知症や脳梗塞など、病的な原因の場合には注意が必要です。

 

 

 認知症や脳疾患の早期発見、治療を目的として、「物忘れ外来」が設置されている病院があります。このような専門外来では、まず丁寧な問診があります。例えば、知っている人の名前を思い出せないことがあるか、その日の食事は何を食べたか覚えているか、同じことを何度も尋ねるようになってないか、思い込みが激しくなってきてはいないかなど、具体的に日常生活で出てきている症状を尋ねられます。

 

 

また、独居かどうかというところも尋ねられます。それは家族で暮らしているよりも刺激が少ないため、認知症を発症しやすいという理由からです。

 

 

 次に、問診の結果に応じて必要な検査をします。葉酸や甲状腺ホルモンなど、認知機能に不足がないかを評価するために採血を行います。また、MRIや脳の血流を見る画像検査を行います。検査結果に基づき、医師から今後生活する上での注意点や薬物療法を行うかどうかなど、治療についての提案があります。

 

 

 一方、脳梗塞は、栄養や酸素が脳に行かなくなり、脳が壊死していく病気で、命に関わります。認知症の物忘れは少しずつ進んでいきますが、脳梗塞は急に物忘れがひどくなります。脳梗塞の前兆として、ろれつが回らない、体の半分が麻痺する、吐き気や頭痛がする、ふらふらとめまいがするなど、物忘れの他にも重篤な症状がありますので、すぐに受診が必要になってきます。

 

 

 物忘れが気になりだしたら、早めの受診をお勧めします。